「部屋は綺麗にしておくべき」ということは、多くの方が考えること。しかし、そんな気持ちとは裏腹に「片付けたいのにできない」という悩みを抱えている方も多いです。
自分の気持ちに行動が追いつかないのは苦しいですよね。この記事ではそのような方に向けて、そもそも片付けられない理由の説明や、どうすればそれを解決できるのかなどについて解説します。
もくじ
片付けたいのにできない理由
そもそも、どうして片付けたいのにできないことが多いのでしょうか?
それには以下のような理由が考えられます。
①「何かに使うかもしれない」と考えている
例えば、1年以上身に付けていない洋服などは、今後も使う機会はないはずです。しかし「何かに使えるはずだから保管しておこう」と考える方は、上手に片付けができません。
②物に囲まれると安心する
普段から寂しさを抱えていると「物に囲まれることで安心感を覚える」という現象が起きます。このような方は、不用品であっても「自分に必要だ」と考えてしまうため、片付けたいとすら感じません。
③片付けをする時間がない
綺麗にする意思があっても、そもそも時間を確保できなければ片付けたくてもできません。一気に片付けようと考える方も多いですが、思うように時間を確保できないため、結局そのままになってしまいます。
④もったいない精神が強い
壊れた家具などは、状態によっては買い替えてしまった方が良いです。しかし、もったいない精神が強いと「まだ修理すれば使える」と考え、結局そのままにしてしまいます。
⑤物への執着が強い
物に対して、なんらかの思い入れを持っている方もいるでしょう。物を大切にするのは良いことです。しかし、思い入れが強すぎると「片付けたいけど思い出があるからできない」という執着心に変わってしまいます。
心理学を応用した片付け方法
このように、片付けたいのにできない理由としては、精神的なことが大半を占めます。
そのため、心理学を応用して片付けできるようにすることも有効的です。
アドラー心理学を応用
片付けたいのにできない方は、アドラー心理学を応用することがオススメです。
アドラー心理学では、現在の事態が起きてしまった「原因」ではなく、自分がどうなりたいかという「目的」にフォーカスを当てることが重要であると説いています。
今回であれば、片付けたいのにできない「原因」ではなく、どうしたら上手に片付けられるのかという「目的」を考える、ということですね。
「片付けた部屋で自分が何をしたいのか」ということを考えましょう。
人に見られる習慣をつける
「人に見られる習慣をつける」ということも有効的です。
例えば、誰かを自宅に招く場合、見られても良いようにきちんと片付けをしますよね。その心理を活用し、定期的に人を自宅に招くなどして「見られる習慣づけ」をするのです。
とくに、そこまで仲が深くない人物や気になる異性を招くときは、やはり片付けにも気合が入ります。
掃除しない時の罰を用意する
どうしても片付けができないのであれば、いっそのこと自分に罰を課しましょう。
人間には、必要だとわかっていることでも先延ばしにする癖があります。これは、慣れないことをするのに意志力が必要なため。今回でいえば、片付けの重要性を把握していても、重要であるがゆえに「片付けをする」という意思決定に労力がかかるため決断できなくなるのです。
これを強制的に突破するためには、罰則を設けるというのが効果的です。こうすることで、やらざるを得ない状況を作り上げることができます。
片付けたいのにできないのは病気のせいかも?
上記のことを試しても片付けられない場合、ADHDの可能性も視野に入れましょう。
ADHDになると、以下のような症状が頻発します。
- 遅刻をする
- 忘れ物をする
- 物事に集中できない
- 整理整頓ができない
もちろん、誰でも忘れ物などの経験はあると思います。しかしADHDの場合は、その頻度が他よりも高いです。
そのため、気持ちでは「片付けなくてはいけない」とわかっていても、片付けに集中できなかったり忘れてしまったりしてしまいます。
このような場合は、専門医による適切な治療が必要です。
不用品回収ならモチベーションは不要
片付けたいのにできない理由を特定し、できる限り自分で解決するのが理想です。しかし先ほどのように、ADHDであったりそもそも時間がなかったりすると、それも難しいでしょう。
その場合は、不用品回収業者などの専門家に任せることがオススメです。
不用品回収業者は、24時間体制で受け付けているところが多いです。電話1本で即日対応してくれる上に、すべてのゴミを回収してくれるため、時間がない方でも手軽に活用できます。
不用品の状態によっては買取もしてくれるため、臨時収入も期待できますね。
どうしても片付けたいのにできない状態であれば、このような不用品回収業者も活用しましょう。