断捨離とミニマリスト違いとは?ミニマリストになるための3ステップ

最近では「ミニマリスト」「断捨離」という言葉も一般的になってきました。
こうした「物を減らして暮らす」という生き方に憧れを持つ方もいることでしょう。

しかし、これらの言葉の違いをきちんと知らずに、なんとなく使っている方もいるのではないでしょうか?

この記事を読んで、それぞれの違いをきちんと把握し、正しいステップでミニマリスを目指せるようにしましょう。

もくじ

断捨離とミニマリストの違い

「断捨離」「ミニマリスト」は、言葉として聞いたことはあっても、具体的な違いまではご存知ない方も多いのではないでしょうか?

まずは、この2つの違いについて詳しくご説明します。

ミニマリストとは

「ミニマリスト」とは、自分にとって本当に必要な物だけを選んで暮らす生き方のことをいいます。「minimal=最小限」という英単語を基に派生した言葉です。

不要な物を持たないため、物の購入コストや保管スペースを節約できます。ミニマリストの方は、こうした状態であっても心を豊かにしながら暮らせるのです。

断捨離との違い

「断捨離」とは、すでに持っている物を見直し、不要な物を処分することをいいます。

物を少なくすることで豊かに暮らすのが「ミニマリスト」だとしたら、物への執着を無くすために捨てることが「断捨離」と言えるでしょう。

この「断捨離」を繰り返し、本当に必要な物を取捨選択していくことで「ミニマリスト」になるとも言えますね。

ミニマリストになるための断捨離3ステップ

それでは、ミニマリストになるために必要な、具体的な断捨離の3ステップをご紹介します。

1.確実にいらないゴミから捨てる

絶対に使う機会のないゴミや不用品を捨てます。まず、日常ゴミは今後使う機会がありません。

他にも、以下に該当する物は思い切って処分すべきです。

  • 何年も来ていない洋服
  • 壊れたまま放置している家具
  • 勢いで買ったがホントはそこまで好きではない物
  • 子どもの頃に遊んでいた、ゲーム機やぬいぐるみなどのおもちゃ類
  • 錆びてしまい使えそうにない貴金属類

2.収納家具を減らす

「収納家具」とは、本・DVD・小物類など、いろいろなアイテムを収納できる機能が付いた家具のことをいいます。例えば、クローゼット・本棚・収納機能付きベッドなどです。

この収納家具自体を減らすことで、大幅に断捨離できます。大きめの家具が減ることでそこにスペースができますし、収納していたアイテム自体も整理する必要があるため、自然と断捨離ができるのです。

3.長く使えるものに買い換える

この時点で残っている物は、自分にとって本当に必要な物です。これらを確認して「同じ用途でもっと長く使える」という物があれば、そちらに買い換えましょう。

長く使える物に買い換えることで、自分が必要としている機能を確保しつつ、長い目で見たときに買い直す手間が省けます。

ミニマリストに向いていない人

このように、ミニマリストになるためには、自分の物を断捨離することが必要です。

そのため、自分の持ち物を捨てることに抵抗がある人などは、ミニマリストに向いていません。むしろストレスがかかってしまいます。

ミニマリストの目的は「物を少なくしながら心は豊かに暮らす」というもの。これを踏まえた上で、ミニマリストに向いていない人の特徴をさらに具体的に確認していきましょう。

収集癖がある人

趣味に関する物などを収集してしまう方は、ミニマリストに向いていません。

断捨離は、物を減らすことを目的としています。一方で、収集癖というのは物を増やす行為であるため、断捨離とは真逆です。

収集した物に対して愛着やこだわりを持ってしまうため、捨てることもできません。このような癖がある方は、無理にミニマリストを目指すことはやめましょう。

囲まれることで安心感が得られる人

上記の収集癖がある方は「その物が好き」ということが多いです。しかし中には、好きかどうかに関係なく「物に囲まれていた方が安心する」と感じ、物を溜め込む方もいます。

そのような方は、寂しさや孤独感を紛らわすために物を置いている可能性が高いです。極端な話ですが、いわゆる「ゴミ屋敷」と呼ばれる家に住んでいる方の中にも、こうした感覚を持つ方がいます。

このような方は、物を溜めることが心の拠り所となっているため、無理して処分をすると精神が不安定になります。場合によっては、カウンセリングなどの専門的な対処が必要です。

そのため、無理に断捨離をして心の拠り所を奪うべきではありません。

買い物が楽しい人

買い物すること自体に楽しみを見出している方も、ミニマリストには向いていません。

買い物をするというのは、物を増やす行為です。ミニマリストになるには断捨離が必要にもかかわらず、定期的に物が増えてしまっては、その意味が軽減してしまいます。

中には、ストレス発散のために買い物をする方もいます。こうした行為によって、普段のストレスと向き合っているのであれば、それをやめてしまうのも考えものです。

定期的な断捨離は大事

ミニマリストと断捨離の意味に違いはありますが、ミニマリストを目指すのであれば断捨離は不可欠です。

それでは「ミニマリストにならないから断捨離は必要ないのか?」と言われれば、それは違います。断捨離することで住環境を改善できるため、普段の生活でも意識することが大切です。

具体的には、以下のようなメリットを受けられます。

・お金が貯まる
断捨離をすることで、普段から必要な物だけを選んで買う癖が身に付きます。そのため、無駄遣いが減りお金も貯まりやすいです。断捨離で出た不用品を、フリマアプリやリサイクルショップなどで売れば臨時収入にもなりますね。

・気持ちに余裕が生まれる
思い切って物を捨てることで、デトックスのように気持ちをスッキリさせられます。「いつか使うかも」という物をずっと溜め込んでおくのは、本人にとってはストレスです。普段からそうしたモヤモヤを抱えて暮らすのは苦しいでしょう。

使っていない物を思い切って捨てることで、そうしたモヤモヤからも解放されます。

・時間を無駄にしなくなる
断捨離をして物を減らすことで、探し物をする手間が省けます。不要な洋服を断捨離すれば、毎日のファッションを決める際に「本当に着る洋服」の中から選べば良くなるため、頭を悩ませる時間を減らせますね。

・簡単に掃除できる
部屋の中にたくさん物があると、それだけで掃除の邪魔です。移動させる手間や、物自体をキレイにする手間がかかってしまいます。断捨離で物を減らすことで、そうした手間を軽減できます。